今日は市議会第2回臨時本会議があり、補正予算に関するもの2件と先決事項1件が提出され、委員会で審議され、可決しました。
 冒頭の市長提案理由説明と挨拶の抜粋です。
 ①ウクライナ情勢は、コロナから日常を取り戻す私たちの生活に、暗い影を落としています。松本市は、政府から緊急の地方創生臨時交付金として交付される21億円を使い、
 ○市民・事業者が今必要としていること、
 ○ポストコロナの課題は何か、の2つを柱とした政策パッケージを作りました。
 1)コロナ禍・物価上昇対応としては、○水道料金減額、電気料金補助、18歳以下の子供への市の特別給付金、給食食材費補助、若者マイナポイント付与などを、
 ○事業継続支援では、小規模事業者、農業者、公共交通、公衆浴場などへの予算を補正に計上しました。
 2)ポストコロナ対応としては、○マイナポイント付与、○観光消費促進キャンペーンを予定しています。
 ②子供家庭庁の設置が先月決まり、来年4月から、子供に関する司令塔の組織が発足します。
 松本市は、結婚・出産・子育ての充実を最重要課題としています。
 今年の4月から、福祉対象者を18歳までに拡大し、子供預かり制度を充実させて多様な保育のニーズに応えるほか、オムツの園内処理で負担軽減を図るなど、前向きに希望を持って子育てができる町にしたいと願っています。
 ③松本市美術館で、7月23日より、リニューアルオープンの「草間彌生版画の世界」展を開催します。350の所蔵作品を一挙に公開する、過去最大のものです。
 ④3年振りに、セイジオザワ松本フェスティバルが来月開催されます。
 昨年、無観客で公演し、無料で配信された映像は、12万回の再生を数えています。
 今年こそ、大勢の方に来ていただき、この夏は、前衛芸術と、クラシック音楽で彩られた松本を楽しんでいただきたいと期待しています。

市長記者会見の日。
 ①まずは草間彌生さんの版画展のお知らせです。
 草間さんの450種あまりの版画作品のうち、350あまりを松本市美術館が所蔵しており、今回、それらを一挙に公開する初めての展覧会を開催します。7月23日から。
 松本市美術館は平成28年から毎年10点の草間作品の額装を行ってきましたが、昨年度1220万円の予算を計上し、全作品の額装を行い、美術館リニューアル展覧会の運びとなりました。
 ②今年の4月から工事をしている上高地の整備事業について、明日から50日間、クラウドファンディングの募集をします。
 計画は20億くらいの規模ですが、そのうちの1億円を目標に、寄附を御願いします。
 ③コロナ新規感染者は今日50人(全員軽症)、直近一週間で609人、前週の1.47倍です。10代以下が半分を占め、1100人の感染者のうち中等症は一人、病床使用率は18.7%。
 ④アルプス公園の小鳥と小動物の森の、さる山とたぬき舎がリニューアルオープンします。
 46年振りの改修で、コンクリートだった山や地面が、土と芝生と石の自然素材になりました。壁に大きなガラスを入れ、ガラス越しに身近に見ていただけます。
 イノシシ舎他、来年以降も改修工事を進めます。
 記者の質問に答えて
 ⑤ウクライナ大使から私に、傷病者のリハビリの依頼があったわけではなく、芝山議長にあったと聞きます。
 避難民が来られる時の対応は、住いや子供受け入れを手配しています。
 傷病者に関しては国レベルではまだ具体的になっていないので、今後ウクライナ政府から要請があれば、検討して行きます。
 ⑥コロナのBA5株は、感染力は強いが重症化は以前と同じくらいだそうです。換気、手指消毒、室内のマスクなどに留意しながら、行動制限はしない前提です。今の所、病院・保健所も以前程のひっ迫はなく、限度を超える状況ではありません。
 厚労省は出来るだけ一般の病院でも発熱患者を受け入れようにとの通達を出しました。松本市は半分近くの医療機関で発熱の診療をしています。今後、コロナがインフルエンザに近づき、全ての病院でコロナ患者を受け入れるようになれば、市立病院の負担は減リます。
 ワクチンは、重症化防止には確実に効果が有り、4回目の接種が出来る年齢もいずれ下って来ると想いますので、重症化リスクのある人、接種可能な人は4回目を打ってほしいです。
 ⑦ウクライナ大使との会見で、大使はまず、これまでの支援への感謝をのべ、次に
 ○一方的に軍事侵攻をしたロシアの意図が成功するか失敗するかは重大な問題で、もし、国際ルールを破っても領土の併合が可能になるなら、日本も他の国も安全保障のリスクを負うことになる、と言い、
 ○ウクライナの教訓として、
 1)軍事力は、一定以上強くなければならない。
 2)国民の士気が高いことが大切
 3)同盟による抑止力を強化すること、と言われ、また
 ○ウクライナは、1991年に独立し、1994年にイギリス・アメリカ・ロシアと覚え書きを交わし、全ての核とミサイルを廃棄しました。半永久的に戦争はないものと思っていて、国民の総意でした。
 しかし18年後、このような事になり、あの時の判斷はまちがいだった、と。
 私たちも、平和を持続可能とするためにどうあるべきか、の判断を求められることになります。
 ⑧安倍元総理の国葬に関しては、国論が真っ二つに割れることのないように取り計らうことが大切です。過度な礼賛と過度な批判か起こるのは好ましくなく、国葬に関する、一定のルールを作ることが必要ではないかと思っています。

 松本市は今日、東京からウクライナのセルギー・コルスンスキー大使をお招きし、信大で講演会をしました。
 臥雲市長は挨拶で、ウクライナと日本は共通点が多く、自由と民主主義の価値も共有しています。平和国家として歩んでいたウクライナが、5ヶ月前からロシアの侵攻を受け、厳しい状況に立ち向かっていますが、どう連帯していけるか、考えています、と言っていました。
 美しい写真を紹介しながらの大使のお話しの要点は、
 ①ロシアの人は何のために戦っているのか分かっていないでしょうが、私達は国家と家族を守るために闘っています。
 ②ウクライナの象徴は、自由とコサックで、武士とコサックは似ています。ウクライナでは将軍は選挙で選ばれ、道徳のルールがあり、他の人を攻撃しないという特徴があります。
 コサックの文化は今もウクライナの基本で、ウクライナを象徴する言葉は、コハンニャ=愛情です。
 ③祝いの時のウクライナは、華やかな民族衣装を着ます。ウシェワンカという花の刺繍に彩られたブラウスは、年に一度は必ず着て仕事にもいきます。この華やかさと自由を守るために、今、闘っています。
 ④伝統文化や、工芸品を大切にしています。肥沃な土地で収穫の多い農業国なので、農地も大事にしています。
 日本の景色とウクライナの景色はとても良く似ていて、四季があり、水と山がきれいで、桜も沢山咲きます。
 キリスト教徒が多いですが、ユダヤ教徒もイスラム教徒も安心して暮らせています。
 ⑤ウクライナはいろいろな隣国の文化を取り入れ影響を受けて来ました。
 しかし、ロシアは、300年前のピョートル大帝の頃から、ウクライナの言語を禁止し、文化を消滅させようとしています。ソ連の共産党もそうでした。今も、ウクライナ人を無くすためにロシアは戦争をしています。
 ⑥2日前も、2つの大学をミサイルで破壊しました。病院も狙われます。写真1は私が子供時代を過ごしたブーチャで、写真2は最近破壊された後のブーチャです。
 人が後ろ手で縛られて殺されています。ロシアはウクライナのこれらの市民をナチスと呼んでいます。ロシアのプロパガンダは、これらの写真は全てにせもので、俳優が演じていると言い、四方から飛んて来る爆撃弾は、ウクライナ軍が打っているのだ、と言っています。
 ⑦1991年にソ連が崩壊し、ウクライナが独立し、国境が決った時「敵国はひとつもない」と思っていました。当時、アメリカもロシアも核兵器やミサイルを沢山持っていましたが、ウクライナは全部要らない、と思っていました。自主的に廃棄したのです。
 その代わり「ブダペスト覚え書き」という1枚のメモを貰い、ロシアやアメリカが安全を保障する約束でした。当時、このことは素晴しいと思えました。核を持つ国が持たない国の安全を保障するのですから。
 今、全ての理想が破壊され、国際法が機能しない時、核兵器のみが安全となってしまいます。
 私は昨年アジアについての本を書きましたが、アジアには思いのほか、領土問題が沢山ありました。国際安全システムが機能しなくなり、右派が政権を取れば大変な事になります。
 こういうことは、突然に起ります。ミャンマーのクーデターを想像した人はいませんでした。 
 ⑧[ウクライナの教訓は何か]といえば3つです。
 ○安全に生活するには強い防衛隊が必要であること。予算も必要。ウクライナはこれを節約したので、今大きな損をしています。
 ○士気が高いことが大切です。
 ○力強い同盟国を確保すること。今、自国だけで防衛できる国は有りません。
 ⑨日本の政府、自治体、個人の方々の多大な支援に深く感謝します。アジアで一番民主主義が発達した日本の支援が極めて必要です。復興の時もお力をお貸し下さい。
 (この後の、会場からの質問の鋭さと、応答の重さに驚愕でしたが、あまりの事に書ききれません。写真6の男の子は、最後に「僕たち高校生には、どんな支援ができるか」と質問し、大使からずしりとした答えを引き出した、県ヶ丘高校探究科1年の橋本君です)






 三年前の今日。楽しい想い出は、永遠です。
 フェイスブックに投稿されたものに限る(もしくは、投稿されたものが優先)というのが、大問題ですが。 
 
[2019年7月14日の投稿記事]
 その後、父の家に2泊し、昨日は息子の家に泊めて貰いました。
 写真1は、私のお誕生日祝いに、息子夫妻とその娘が「ハッピバースデー」の歌を2部合唱で歌ってくれた後の、ロウソクの火を吹き消し、ナイフカットしたバースデー・フルーツタルト。美味かった〜〜❣
 2は、よじ登り能力抜群の女の子。
 3は、その孫が書いた14冊の童話の本。
 4は、自作の本を読む小さな作家。 
 今夜、松本に戻りました。




市長記者会見の日。
 ①昨日、焼岳の噴火警戒レベルが下がったことにより、立ち入り規制が解除されました。登山に際し、ヘルメットの着用などはお願いします。
 ②10日の参院選で、松本市の投票率は55.23%で、6.6ポイントの上昇。全県の上昇率の2倍近くになりました。
 期日前投票が32.4%で全体の1/3近くを占め、今後も期日前投票の環境整備に取り組んでいきます。
 ③国の地方創生臨時交付金がおよそ20億円を限度に出されることになったので、これを目一杯活用し、さらに市でも補てんして、次のような「生活支援・経済活性政策パッケージ」を作りました(写真参照)。
 活用方針は、コロナ禍・物価上昇の影響に対応し、ポストコロナ社会への変革を推進するとし、
 ○生活費の負担軽減に関しては
 1)水道料金の基本料金減額
 2)夏場の電気料金等への補てん
 3)18歳以下の児童生徒のいる世帯へ、子供一人あたり1万円の支給
 4)学校給食の材料費値上げ分の市負担
 5)若者応援のための、市独自のマイナポイント
 ○事業者支援に関しては、
 1)小規模事業者持続化補助金の拡充
 2)肥料購入費の一部補助
 3)公共交通事業者への支援
 4)公衆浴場への支援を考えています。
 2と4は新たな方針です。
 ○ポストコロナへの変換推進は、
 1)すべての市民への、マイナポイント付与
 2)観光消費促進キャンペーンへの秋以降の支援、などです。
 ④松本市立42の保育園、3の幼稚園で、紙おむつを園内で処分することとしました。これは全県19市のなかで大町市のみが行っていたことですが、松本市も、保護者と保育者の負担軽減を考えてこのようにします。オムツ用のゴミ箱などの予算を7月の市議会に提出します。
 ⑤新型コロナ感染者は本日109人、4件の集団感染がありました。保育園、小・高・大学各1の発生。
 直近1週間では475人、前週の2.33倍で、小学校低学年の子供の感染が増えています。中等症が1人、他は全員軽症か無症状で、86%が自宅療養です。
 感染力は増していますが、毒性(重症化)は減っているようです。
 マスクの着用は、熱中症予防のためにも、必要のない場合ははずし、換気を徹底し、手指消毒は継続して下さい。
 ⑥今週のイベントとして、アルプス公園で、ネイチャリングフェスタがあります。ご家族で夏を楽しんで頂ければと思っています。
 また、土曜日に、ウクライナ大使が松本を訪れ、午後には、信大でウクライナ情勢などのお話があります。まだ席に余裕がありますので、どうぞ。
 記者の質問に答えて
 ⑦参院選は、岸田政権が信任を得たといえますが、これは、大変重い責任を負ったことになります。松本市としては、地方都市への支援をお願いしたい。
 選挙の候補者人材選びは難しと思いました。
 ⑧分散型市庁舎に関しては、必ずしも急ぐ案件ではなく、じっくり腰を据えて考えていくつもりです。国の情報化の在り方がまだ固まっていないので、それらを考慮しながら、進めます。
 市庁舎は三の丸エリア計画の10のエリアのひとつになっていますが、外の9つのエリアでは、どんどん計画を進めて行けると思います。
 次の市議会選挙での争点にもなり、市民の判断を問うと言うことも考えられます。
 ⑨ウクライナ支援に関しては、避難のための、住宅問題、言葉の問題、子供たちのサポートに用意があります。

 2年前の今日は、ブログを始めた日でした。

[2020年7月8日の投稿記事]
「楕円の政治 ムニャムニャ、、、」というブログを始めましたが、「楕円」て大切な概念ですよね。
 政治だけでなく、沢山のものに存在する事だから、きちんと自覚をし、応用していきたいです。
 「楕円」というのは「一つの円・輪・和の中に中心が2つ」という意味です。
 一つの人体に、目が2つ、耳が2つ、口は一つだけど、少し奥に行くと食道と気管があります。足が2本も、誠に意味のある事。
 足1本なら倒れやすいし、3本・4本なら、前へ進みにくいですから。2本の足が交互に進んで前進。片方が前へ進む時には、もう片方が支えになっていたりしますね。
 一つの円の中にある2つの中心は、心と身体、自然と社会、仕事と家庭、男と女、父と母、親と子、新と旧、先生と生徒などいろいろありますが、ミソは、それらが、一つの円を支えている事でしょう。
 朝が夜になるように、春が秋に進むように、動いている時間に対応する最善の形が「楕円」だと思われます。2つの中心は決していがみ合うことなく、互いに尊敬し、一つの輪の中で支え合い、輪を前進させているのです。
 片方がもう一方を「お前なんかいなくなれ、消えてしまえ!」と言っていたら成り立たちません。一方がもう一方を非難するのではなく、「あれはまずい!」と思ったら、一方の弱点を補う努力を懸命にしたほうが、よほど効率的です。
 変革はいつでも必ず、今この場所から始まる改善ですから「今あるものをぶっ壊して」ではなく、今あるものを利用しつつもっと良い道を開拓することで、無数の楕円が共存し、繁栄してゆけるのではないか、と思うのです。
石上扶佐子のブログは
https://fusakoblog.naganoblog.jp/    


素敵な民宿を後にして、オワフ空港に着きました。今から、帰ります。
 ハワイの思い出を、アップさせてもらってありがとう!


 昨日は海辺のエアビーに場所替え。ひろーぃ家です。全部で6つのダイニングがあります。
 今日、ベランダの水辺のテーブルで、ミニ講義を受けました。とってもハッピーになって、皆でサンドイッチのランチです。
 夕暮れの浜辺を散歩しました。風が爽快です。
 カヤックたちが、海から湾の奥へ帰ってきます。夕焼けがバラ色でした。




ハワイ・ワイキキ3日目。
 早朝、ホテルの中庭でヨガをしました。最近終わったテレビドラマの「持続可能な恋ですか」のヒロインのような先生に、1時間ほど、教えて貰って爽快!
 海の端のベランダ席で朝ご飯を食べて、今日は、オアフ島の中央を南から北へ抜け、北の海岸線を走るバスの旅。途中あちこち寄って、海と食べものを満喫しました。山も。
 同行者の写真をアップしたいのに「ダメッ」ですって。残念。


昨日から、娘と妹とハワイです。
 モアナ・サーフライダーという、ワイキキでは一番古いホテルに泊まっています(写真1と、2は窓からの朝の眺め、遠くにダイアモンドヘッドが見えます)。
 今日は、その山に登りました。達成感あり。


< 2022年07>
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