復活祭前夜のミサは、今日の夜7時から。
 普通のミサは、たいてい1時間くらいで終わるので、ミサ後のパーティに参加しても、9時には帰宅できる計算でした。いつもは徒歩のところを、バイクにしたし。
 9時に帰宅したかったのは、先週の土曜に見た、NHKの特別ドラマ「どこにもない国」の後編があったからです。
 ミサが終わったのは、ジャスト9時でした。
 パーティー、どうしよう~~。
 「一緒に食事」は感謝すべき恵みの時です。
 諦めきれず、苺2粒と太巻き2つを頂き、サンドイッチを一組、をそっとバックにいれて、いざ帰宅。
 家に飛び込み、TVをオンしたのが、9時24分でした。
 始めの24分間がどうだったか気になりますが、後半だけでも、カトリックの空気がよく解るし、一番大切な核心、すなわち「神はいつも、共にいる」というメッセージが鮮やかです。
 神と共にあることで、勇気と力を得、大きな仕事を成し、無名の一市民として生きた主人公の丸山邦雄さん。そのことを掘り起こし、戦争の悲劇とともに知らしめた、文化の力に感謝します。

 常湯の露天風呂に入ると、先客が3人、それぞれが3つの隅に、静かに座っておられました。
 残りの一つの隅に私もそっと座り、隣の隅を見ると、その方は年配のフォーリナーでした。
 彫の深い顔と高い鼻、首には、金のネックレスが輝いています。
 つい気になって、ちらり、ちらり、と見てしまいます。
 彼女も私を、ちらり、ちらり、と見てくれます。
 15分位は、こんな感じのままでしたが、私が首を回したり、足首を回したりして、水中ストレッチをはじめると、彼女も同じことを始めました。なんか、たのしい!
 そして、ついに、私が言いました。
「もし、お時間がありましたら、お話ししたいのですが?」
 彼女は言います。「もちろん! でも、私は、フレンチなので、英語は少ししか解りません」
「私もそうです!」ということで、たどたどしい英語の会話が始まりました。
 要約すると
「私は、フランスのアルプスの街でうまれ、今は、スペイン国境に近い街にいます。
 建築家の主人と2人で、3度目の日本訪問の旅をしています。
 初めの1週間は京都に、次の4日間は金沢に、次の2日間は高山に、最後の2日間が松本で、明日、京都に戻って桜を見てから、フランスに帰国します。
 フランスにも温泉はありますが、日本の温泉が大好きです。身体が柔らかくなり、肌もきれいになるわね」
「3度も日本に来ているのは、日本の古い建物と、庭が大好きだからです。日本庭園は、写真集でも、良く楽しみます。」
 京都、金沢、高山、松本、がひとくくりになっていて、嬉しくなりました。
 お目当ては、日本庭園、というもの、まことに、うなずけること。
 松本駅前の広場を和風庭園にするのはどうかしら。日本人も心が落ち着くでしょう。
 あと、市内にある公園や空き地を、ガンガン和風にしてしまいましょうか。日本人も和むはず。
 庭ごころのある、高齢者や若者が、自分の芸術心を発揮する場として、日曜大工的でもいいから、ボランティアで、そこらじゅうに、日本庭園を造って下さらないかしら。

 中央図書館の玄関前まで行ったのに、「休館日」の札が下がっていた一週間前、テクテク散歩がてら歩いていたら、「税務署」と書かれた建物を発見しました。
 ここは休館ではなく、玄関前に「確定申告受付」の札。
 私は、長いあいだ、「確定申告とはなんぞや」と疑問に思っていたのです。
 よし、それなら、図書館で勉強するかわりに、税務署で勉強しよう、と思い、入ってみました。
 入口で、「申告というものを、してみたいのですが」と言うと、2種類の書類を用意するように言われました。
 それで、今日、その書類を持って出頭。
 その紙(源泉徴収票)を、A4用紙に糊で張り付けるのだけは私がやりましたが、パソコンの入力は税務署の職員の方がして下さいました。
 かくて、私の申告はめでたく終了。2028円が還付されるそうです。嬉しいわね!
 お昼にひろばの「子どもレストラン」をのぞかせてもらい、午後は、たっぷり庭仕事。
 安藤昌益+半農半X、気分で、小さな庭を、5時間半もウロウロしていました。まずは食料。良い時間です。

 今日は「信大市民開放授業」の説明会と、市民開放授業「親睦会」の総会でした。
 市民開放授業は、学生が受ける授業を市民も受講できるシステムで、信大は年間700講座程、日本一の数です。
 しばらくお休みしていましたが、親睦会の方に声をかけて頂き、開放授業一覧を眺めていたら、平木先生の講座があり、懐かしくなりました。
 親睦会の会計をしているので、今日、信大にでかけたら、かつての受講仲間から、「平木先生の授業も今期で最後らしい」と聞きました。それは、たいへん! 
 週一で1時間半なら、新学期から再度受講しようかなぁ~? と、思案中です。
 

 27日は、今年初の庭仕事に精をだしました。
 ビワや、ブルーベリーや、コニファーの木を土に植え、ホウレン草と小松菜の定植です。
 夜は「ジセダイ・トーク」。
 深くて、希望に満ちたお話しでした。
 2次会は、個人的に大切な話を、沢山聞けました。
 お休みなさい。

 小3の孫と過ごす一日は、ほぼ毎回同じです。
 朝はゆっくり起き、彼はパソコン。私は台所。
 9時半になったら、一緒に近くのスーパーへ行き、焼きたてのフランスパンを買ってきて、朝昼ご飯。
 午後からは100円ショップへ。寄り道いろいろの楽しい散歩です。
 一月前は寒い中を、せっかく100円ショップまでたどりついたのに、改装工事中でお休みでした。だから、今回は特別期待し早く行きたかったようです。
 しかし、今日は、1時から私の用事(打ち合わせ)があり、それが終わるまで、彼は会場の側で待っていてくれました。
 百人一首を暗記しながら、おとなしく。
 初め私は「30分くらいで終わるからね」と言っていたのに、実際は2時間。
 その間、小3男子は、2度ほど、「ね、いつ終わるの?」と優しく問うのみで、ひたすら静かに待っていたのでした。
 すごい子です。すごい心の力。将来が楽しみです。
 




 今日は「枝の主日」で特別なミサでした。神父さまのガウンはサンタクロースのような明るい赤。
 昨夜9時からの、NHKの特別ドラマ「どこにもない国」の前編は、カトリックの教会や、信徒や神父や、信仰の兄弟の絆や、信徒の生き方を知る良い機会でした。
 昼前に駅前に移動して「未来の教育」についての勉強会。とても良いお話しでしたが、またの機会に。
 午後は、孫とそのママが来てくれて、3人で食事と、ママとおしゃべり。
 孫は今夜、お泊りです。百人一首をして遊びました。

 松本にはかつて、「みすず細工」という竹工芸があり、行李やかごを作っていました。
 全国的にも出回りましたが、一時期はその70パーセントが海外に流れたというほど、美しい竹細工です。
 しかし2009年に最後の職人さんが亡くなり、産業としては途絶えてしまったようです。
 先ほどフェイスブックで検索したら、「松本みすず細工の会」というページがありました!!!。
 写真は、わが大工の息子の、家の壁の芯になる、竹壁です。
 全壁が編みあがったみたい。おめでとう!。竹は美しいですね。
 この上に土壁を塗ってしまうので、この景色を見れるのは今だけ。
 どうそ、写真をクリックして、家の全容の写真も見てやってください。
https://kigokorokoubou.hamazo.tv/e7912994.html

 「行こうか、行かまいか」の後、行くと決めたのは、茂木健一郎さんと、尾木直樹さんと、阿部長野県知事の鼎談会でした。
 長野市のホテルの、600名の会場で、「学びの県づくりに向けて」という題。
 無料なので、沢山の方の申し込みがあったと思われます。
 16日になって、迷いが切れ「絶対に行く」と決めた主な理由は、「元文部官僚の前川さんが行った授業に関して、国の問い合わせがあった」というニュースが流れたことです。
 茂木さんや、尾木さんは、必ずやそのことに言及すると思い、どう考えるのか知りたかったのです。
 2つ目の理由は、ある女子会で食事をした時の話題に由来します。
 「エグザエルのコンサートはスバラシイ!」。
 「いえいえ、セカイノオワリ、はもっと素敵!」。
 「安室奈美恵だって!」!!!
 なんと、その彼女たちは、はるばる東京まで、そのコンサートを見るために出かけるのだそうです。
 「そ、そ、そんなに、いい~の~~?? 」。
 なんか、ジェラシィーみたいなくやしさ。私の知らない世界です。サッカーの試合も、そうなんだって。
 私は、ききます。「何がそんなにいいの?」。
 お答えはズバリ。「生、がいいのよ、生が」。
 これは、響きましたね。心の奥深くまで。一生の宝となるお言葉でした。
 それで、「生の鼎談」に触れるべく、当日の空席をねらって、受付に掛け合う覚悟をした私ですが、決意の後、念のためにと、メールでお願いした事がアダになりました。
 主催の長野県教育委員会より
「受け付けが終了しているので、ご入場できません。会場が狭いので「立ち見」も出来ません。舞台裏は立ち入り禁止です」との電話がありました。
 あらららら、、、。
 素直な私は「はい、分かりました」とお答えしましたが、数日間は心中で、グチグチ恨み言。
「当日になれば、600名のうち、一席くらいは空きが出たと思うけど、、、、。」。

 

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