はるかに行くことは、遠くから自分に帰って行くこと。ほんとうの言葉には、人を救う力がある。

 「はるかに行くことは、遠くから自分に帰っていくことだ」と言う人がいて
びっくり仰天です。
 車窓から眺めているのは、自分の心の中、なのだそうです。
 ええっ~~~!!!と言う程の驚きは、
私には思いもよらないこと、だったからですが、
 よくよく考えれば、なるほど、と思えなくもない。。。です。
 さらに、このびっくり言葉は、暖かさを胸に満たしてくれました。
 もし、人がいつも不在で、旅ばかりだったとしても、
 こういうことなら、その帰りを待てばいいだけですから。
 これは本の中の言葉ですが、この人の「ほんとうの言葉」に感謝です。
「すくなくとも私はこうだ」という、「ほんとうの言葉」は、
驚きの後に、人を救う力がありますね。
「ほんとうのこと」は、薄皮をはぐように
「もっと本当のこと」に変化深化していく場合も多々あるけれど、
「ほんとうの言葉」の地平でのやりとりは、
 暖かで、すっきりとした日常の基礎だと思いました。

同じカテゴリー(思想と信仰。)の記事画像
イラク人医師で国際的賞を受賞された、リカアさんのこと。
連載382。小説『山を仰ぐ』第5章ー②俊量が語る青年栄弥−44 
連載337。小説『山を仰ぐ』第5章・栄弥ー①ー43 (写真は、安曇野のクリスチャン降旗廣信さんの堂々たる生涯)
恋愛とボランティア。
ブログを始めた日。楕円について。
連載145。小説『山を仰ぐ!』第4章の1ー5.カンヌ映画祭受賞作『娘は戦場で生まれた』はウクライナのロシア侵攻の未来図
同じカテゴリー(思想と信仰。)の記事
 連載599.小説『山を仰ぐ』第8章発明家ー②開産社と博覧会ー33 (2025-03-27 20:00)
 連載590.小説『山を仰ぐ』第8章発明家ー②開産社と博覧会ー24 (2025-03-09 20:00)
 連載583.小説『山を仰ぐ』第8章発明家ー②開産社と博覧会ー17 (2025-02-23 20:00)
 連載571.小説『山を仰ぐ』第8章発明家ー②開産社と博覧会ー5 (2025-01-29 20:00)
 連載557.小説『山を仰ぐ』第8章発明家ー①糸が語る波多の臥雲辰致ー22 (2024-12-31 20:00)
 連載553.小説『山を仰ぐ』第8章発明家ー①糸が語る波多臥雲辰致ー18 (2024-12-22 20:00)
< 2025年04月 >
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
過去記事
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
プロフィール
石上 扶佐子
石上 扶佐子