留学生たちの、堂々とした希望。

 昨日、スリランカのラヒルさんが着物を着るために、我が家に来ました。
 (男物の足袋と草履が一組しかなかったので)男性は一人、同行の女性は何人でも可、ということで待っていましたが、
 女性はクリスマスの用事のために来られず、訪問は一人だけ。
 着物で街歩き、が目的でしたが、一人だけ、かつ、寒い日だったので、外出は中止し、昼前から6時過ぎまで、我が家にいました。
 ごはんやおやつを食べながら、私は久々に若い男性とじっくり向き合い、数々の質問をし、いろいろ話しました。日本語で。
 食材や食事、習慣や家族のこと、女性の生き方、内戦、宗教ついて、、、、。
 大学を卒業したら何になるの、と聞くと、「日本語の先生」との返答。
 母校のケラニア大学で教えられたらいいわね、と私が言うと
 明るい声で「はい」。
 大学教授になれるかしら、と、尋ねると、
 私の目をまっすぐに見て、「大丈夫、なれます」。
 驚くほどすっきりしていて、感動でした。
 今年春にナイジェリアに帰国した、脳外科研修医も、お国に帰ったら、国一番の脳外科医になるのかしら、の質問に、
 にっこり笑って、確かに、大きく、うなずきましたっけ。
 ひと月を我が家で過ごした中国の留学生は、春に帰国して蘇州大学を卒業し、
 夢を叶えて、今年の秋に再来日、東北大学の大学院に進みました。
 今信大に留学中のローラは、青空のようにすがすがしい表情で
 「学校の先生なる」と言っていました。  
 が、FBに「ライター」とあったので、
 「ローラはライターなの?」と聞くと、  
 「はい、そうです」と、これもまた、陽光とそよ風を組み合わせたような、お返事。
 留学生たちの、この、堂々とした率直さに、深く感動しています。

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