二人が向き合って構えまる、が合気道の始めです。(他の武道も同じかな?)
 役割りが分かれ、「受け」と呼ばれる一人がまず、打つ、などで仕掛け、
 もう一人が、その攻撃をかわしながら技を繰り出し、投げたりねじ伏せたりして技を決めます。
 通常の稽古では一つの技を練習するので、「受け」側と「技決め」側は、4回決めたら交代です。
 しかし、審査(昇級試験)の時は、「技決め」の可否を見るので、技決めの人は、次から次へと技を繰り出して決め、「受け」の人はずっと「受け」です。
 「受け」の人は大変です。
 投げ飛ばされては起き上がり、すぐさま再びアタックをしに戻り、また投げ飛ばされて、起き上がり、、、、、。
 一級の審査だと、およそ100回くらい連続で投げ飛ばされるのではないかしら。  
 その都度、起き上がり、再び立ち向かって行くのす。
 その間、技を決める人も大変です。
技を正確に決めながら、次はこの手、その次はあの手、と、状況を見つつ、瞬時に行動きを決めてゆかねばなりません。100回くらい連続で。
 この週にあった審査会で、私は4級を受けました。
 1級の審査演技とは程遠い、繰り出す技7つの短いものです。
 しかし、しかし、
 いつもなら道場の空間で10組ほどが入り乱れて稽古しているのに、その日は、他の人は皆座って私の演技を見ています。
 いつもなら一つの技ばかりの連続ですが、その日は次々と技が進んでいきます。
 はじめは緊張していたのに、「受け」をしてくださった方が上手だったので、最後は体が気持ちよく動きました。
 息ははあはあしていましたが、自己ベスト更新の羽生ゆずるみたいな気分!
 この爽快さはだ何だろう、、、、、?
 私のお花の先生が
 「花と向き合い、もっと美しく、と考えながら活けるって、楽しいわねぇ。心がぱっと燃え立つようなの。
 花と出会い、花と向き合う心、が大切ね」と言っていました。
 その気持ち、私にも少し解ります。
 花を活けている時の、無心の心の楽しさ。
 合気道の爽快さ、もこれと似ているかなぁ。

< 2015年12>
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石上 扶佐子
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