『温故知新ー政治と文学の間で』(昨日の予告と、今日写真1)の著者、深澤賢一郎さんは、深志高校を出、慶應大学でフランス文学を学び、コピーライターとして優れた賞を獲得して活躍した後、帰郷し、長野県会議員を4期16年務められた方です。
 この本の目次(写真2)にもあるように、アッシジの聖フランチェスコに寄せる思いは、(一応はクリスチャンの私よりもよほど)無一物の境地、小鳥と話す温かな心の理解に優れ、アッシジの丘に立つ深澤さんは、聖者のオーラさえありました。
 本は、次に、明恵上人を巡る本格的な歴史随想で、哲学者のような考察にぐんぐん引き込まれます。深澤さんは
「いつの世でも、文学、宗教、政治は、対峙しつつ、互いに交差し、惹きあうところの多い分野なのである」と。(このことの中身が丁寧に書かれています)。凄い言葉に出会ってしまった❣
 県議時代は〈教育の深澤〉と言われていたようで、「わが教育のアルカディア」は並々ならぬ迫力です。
 この深澤賢一郎さんは、臥雲義尚後援会の顧問をされています。賢一郎さんの父上が、県議会議員を5期務め、後に松本市長になった深澤松美さんです。賢一郎ご夫妻は臥雲市長の誕生を心から応援して下さいました。
 後援会の集まりでお話しする機会に恵まれた折、アッシジのフランチェスコで圧倒されていた私はぶしつけにも「あの〜、深澤さまはクリスチャンですか」と聞いてしまいました。(後で聞いた話しですが、父君の深澤松美さんはクリスチャンだったそうです。)
 「いいえ、違いますが、、、」と言う賢一郎さんに、私はまたしても聞きました。
 「ご本の印象と、自民党の県議さんと言うことが、ちょっと結びつかないのですが、、、」。すると、賢一郎さんは次のような貴重なお話しをして下さいました。
 「僕の父松美は、社会党系の議員として県議を5期し、市長もしたけれど、僕は無所属で県議になり、最後の方で自民党の所属になりました。それは、自民党にはそれぞれが別々に自分の考えを持ち、それを認め合う自由があったからです。包容力があり、その分柔軟に物事を積み上げていけました」。
 なんと❣❣❣


昨日(土曜日)の臥雲さんの動きが、市民タイムスで3つの記事に。塩尻のバイオマス発電所は出ていませんでしたが、市役所で開かれた大切な会議「第1回市保健所設置準備会議」の様子が紙面(2)に載っていました(写真1 )。
 記事後半の「第2段階設置場所再検討」というのは、第1段階は合同庁舎内に設置で、その工事が始まりましたが、第2段階では保健所は新市役所内に置く、としていたのを再検討するということですね。
 コロナにより、保健所の重要性がさらに増したので、保健所として、最もふさわしい場所に、独立して作るという意味でしょうか。その方がいいですね。
 写真2の「松枯れ対策 住民に説明・四賀地区、臥雲市長代替案示す」の中で、
「薬剤の空中散布を中止・凍結し、樹幹注入の拡大を中心に代替策を実施する方針を臥雲義尚市長が説明し「四賀地区を松本の森林再生の先進地となるよう取り組んでいきたい」と述べた」とありました。
 他にも、生活道路に支障のある枯損木の処理徹底や、広葉樹や抵抗性マツの植樹促進を言っていたようです。広く地区の皆様大勢と語り会えたのは良かったですね。
 写真3は、四賀球場のこけら落としの高校野球初日、始球式を務めた臥雲さん。嬉しかったでしょうね。ストラクを決めるつもりだったらしいですよ❣ 写真4は明日の投稿の予告。







【信州F•POWERプロジェクトを視察】
四賀地区から塩尻市へ移動し、信州の森林資源を活用して木質バイオマス発電を供給するプラントを視察しました。

6000坪近い塩尻市の敷地に事業費100億円をかけて出力1万4500kwの発電施設を、松本市の建材会社を中心とする事業体が建設。10月から稼働する予定です。

燃料となるのは、アカマツなどの未利用材や製材端材で、松くい虫被害に遭ったアカマツの活用も想定しています。

松本の森林再生という観点から、研究していきます。




四賀地区の住民の皆さんを対象に、松枯れ対策の説明会を開催しました。

薬剤空中散布に代わり、樹幹注入や樹種転換を行う方針を説明し、▶︎代替策の費用対効果、▶︎全国の事例を踏まえた森林再生の取り組み、▶︎枯損木の利活用について、指摘や要望を受けました。あさって初会合が開かれる有識者らによる検討会議に、専門的な議論を委ねたいと思います。

説明会に先立ち、四賀球場で開幕した高校野球代替大会の始球式に参加。やる気とは裏腹に、ベース手前でバウンドする冴えない投球になってしまいました。

高校球児の健闘を祈り、自らは練習して出直します。




 今朝の市民タイムスの28面、野球のユニフォームを着て、嬉しそう臥雲さんの写真がありました。写真1 。
 10面には、こんな素敵な記事も。(市民タイムスからの引用ばかりなのは、購読紙が市民タイムスのみだからです)。
 103歳のご婦人の投稿です。写真2。ところどころ中略で紹介します。
 『ベトナムから来た人』
 「私が入所している高齢者施設に、ベトナムから女の人が来ました。3年の間、介護福祉士の研修に来たそうです。ひ孫の様にかわいいです。
 ひらがなは読み書きできますが、日本の日常のことは何一つ分かりません。今度は漢字を勉強するのですが、誰も教えてくれる人がいなくて困っていたそうです。
(それで一緒に)時計・カレンダーの見方、日本の四季、挨拶、方向など学びました。
 Fさんは頭が良く努力家なので上達が早いです。私は気持ちだけは若いつもりで、常に「一生、死ぬまで勉強だ」と豪語しながらも、年齢には勝てず、徐々に字は踊りだし、目は「かすみ草」になり始め、体もついていかなくなりました。無理もないです。103歳ですからね。
 (勉強は終わりにしましたが)輝く未来が待っているFさん、頑張れ。」
 ステキねぇ〜〜❣❣ 


 

昨日の市長の記者会見と、昨日午前と午後の議会で出されたことが、今朝の市民タイムスで4つの記事になっていました。
 記者会見で臥雲さんが話した内容と、会見の後半の記者からの質問に答えたことが良く整理され、さらに経過や補足の文言もきちんと書き込まれています。
 昨日は私も大体は把握してましたが、こんなには書けません。良さが分かって嬉しいです。
 写真1は、一面トップ「避難所収容 コロナで減員・松本市3密回避で新指針」。
 写真2は、3面「介護事業所間の連携構築・松本、感染症発生時に協力」。
 写真3は、23面「補正予算18億5762万円追加・22日の市会臨時会提出コロナ対策給付金などで」と、
 「go toキャンペーン・臥雲市長「有効活用して」」。(記者会見が始まった昨日の昼の11時は、まだ、松本は3ヶ月間コロナ感染者ゼロの都市でした。)
 写真4はおまけで、上高地情報です。




今日の昼11時30分から、臥雲さんの記者会見があるので、その時刻市役所にいた私は本庁1階の市民相談室のロビーに行く事にしました。そのロビーのテレビは「市行政放送」をやっていて、市長記者会見も中継されます。
 以前見たことがありますが「市民相談に邪魔にならぬよう小さい音で」と言われ、かつ、そこの小さなロビーはベチャベチャ大声でおしゃべりをしている人がいて、前回は臥雲さんの発言の聞き取りに大変苦労したのです。
 「また聴きづらいのヤダな〜〜」と思いつつ歩いていると、丁度広報課の前へ出ました。記者会見も行政放送も広報課の担当です❣。
 私はつい、聞いてみたくなりました。今から市役所の中で行なわれる市長記者会見を、リアルタイムで、きちんと聞き取れ場所はないでしょうか❓と。
 「あの〜、市長の記者会見を、、、」と言った所で、広報部長さまが対応して下さり、「市のホームページで中継していますよ」とのお返事。
 はい、私もその事は承知しておりますが、「あの〜、スマホで見るとギガがかかるので、テレビで見たいのです」と言ってしまいました。
 まだ半月しか経ってないのに、ギガの残りがわずかなので、せっかく市役所にいるのだから、と強い決意で臨んだ果ての言動でしたが、なんか、恥ずかしかったですね〜〜。
 なぜか❓ たぶん広報部長さまが女性で若くてお美しかったから❣。
 結局、前回同様1階の市民相談室のロビーで見る事に。「音を小さくして下さい」とは言われましたが、今回は周囲が静かだったので、テレビ画面に貼り付けば、記者会見の全貌をメモする事ができました。
 さて、その記者会見は、コロナ対応の中でも特に
1)避難所の開設ガイドをコロナに合わせて改定する、と
2)松本市内の介護保険事業所が、コロナ発生時に相互の応援体制を取れるように、市が中心になって介護事業所ネットワークを立ち上げた、ことでした。 
 (全文メモしましたが)詳しくは明朝の新聞で見てね。
 私は午前中はいつもの東庁舎3 階議員協議会室で「第2回政策部会」の傍聴、午後は「議会運営委員会」の傍聴でした。
 政策部会は、議会のオンライン化をどのように進めるかの市の案を検討。まだ、初めの一歩です。
 午後のは、市議会第3回臨時会(一日だけの本会議)の日時や内容の下準備(打ち合わせ)の会で、「7月補正予算の概要」も出されました。写真2は、その中の5ページ目。写真3は次ページ。
 市から低所得のひとり親世帯の子供に1人5万円の支給、国の補助の対象から外れた高校2・3年生、新生児に国と同額(1人1万円)を支給する事などが盛り込まれています。低所得のひとり親は社会が特に気をかけねばね。有り難い施策です。
 昨年度の市議会からの政策提案を、早稲田大学の「マニフェスト大賞」に応募することも決まりました。
 写真1は、市役所地下食堂の今日のランチ400円。写真4は今日もらった資料。




市役所で午前中は「経済地域委員協議会」、午後は「総務委員協議会」でした。
 午前の経済地域委では、
 〈農林部〉から、
 1)松クイ虫農薬散布の住民訴訟が取り下げられた経緯、
 2)今回の豪雨による林道等の被害状況の報告がありました(写真2はその一部分)。市道の修理は全額市の負担になるから、たいへんです。
 〈商工観光部〉からは、上高地の被害状況について報告がありました(写真5)。昨日投稿の上高地の被害のカラー写真で、梓川と徳沢の流失ヶ所の航空写真は、市でドローンを飛ばして撮影したんですって❣
 午後の総務委では(写真1が配られた資料。写真3が目次)、
 〈文化スポーツ部〉から、美鈴湖自転車協議会場の事故について、
 〈総務部〉から、先の住民訴訟について、
 〈政策部〉から、
 1)新市建設計画の見直しについて(これ、合併特例債が5年延長されたことによるものらしいのですが、私には、分からなかったです❓)、
 2)地方創生の取り組み状況について、
 〈危機管理部〉からは、令和2年7月豪雨により発生した、市内の被害状況等について、詳細な報告がありました(写真4・時系列列挙で読み応えがあります)。
 このたびの豪雨災害では、市職の方々は大奮闘でした。そのことへの感謝の気持ちは、両委員会の中で議員さんから幾度も述べられ、要望もしっかり出されて伝わりました。
 上高地は、コロナ+地震+豪雨のトリプルパンチを受けていますが、それでも人命を最優先にしながら、復旧した場所から随時そろりそろりと入山が可能になるもようです。
 松本市で人的被害が無かったこと、誠に有り難いことでした。





現在市議会は閉会中ですが、今日から3日間、5つの委員協議会が開かれます。
 今日の午前中は「建設環境委員協議会」で、
1 )市の上下水道局から、令和2年7月豪雨(と命名されました)で発生した、水道施設の被害が詳しく報告され
2)建設部からは、道路・河川の被害状況と、市バスの運行状況と、JR南松本駅の工事の報告がありました。
 豪雨での水道水汚濁や、道路・河川の崩落では、市の方々の迅速な働きが多数あったことに、議員さんからもねぎらいの言葉が沢山ありました。また、事前の修理があったお陰で無事だった所もあり、日頃からの補修を万全に、との指摘もありました。
 今回の被害は、国・県道が5路線、市道が11路線、河川が8ヶ所でした。
 写真は本日の資料から。1は上高地、2は奈川周辺、3は奈良井川の土砂崩れ発生地点です。
 午後は「教育民生委員協議会」で、健康福祉部から、「第8期介護保険事業計画における高齢者等実態調査の結果について」。
 114ページの上記報告書がドカ~ンと付いていています。市からの説明は別の概要版でなされたので、帰宅後114ページに挑戦はしてみたのですが、、、、。報告はちょっと無理かも。
 幸福の条件は「自己決定」と「健康」と「繋がり」だそうですが、要介護認定になると、社会参加がとても少なく、趣味や生きがいがない人が半数もいる事が驚きでした。



 今日(12日)の市民タイムス22面に「松本の将来 市民が考える」という記事。今までは、市役所の中で考えていたのかな❓。
 
 最近読んだ池上彰×佐藤優(まさる)『新・リーダー論』という本の最後の方に次のような記述がありました。
「佐藤ーー日本でもう一度システムを活性化させるには、やはり企業が重要ではないでしょうか。中小企業でも大企業でも、何らかの形で終身雇用制があって、帰属意識が生きている企業。そういうリーダーシップがある企業は生き残るし、その企業がある地域は強くなっていく。
 あるいは職能組合や地域活動がしっかりしているのなら、それでもいい。人間が成長するには、やはり何かに帰属することが大事です。企業でなければ、宗教団体でもいい。
 池上ーー個人でも国家でもない、中間団体が大事だ、ということですね。
 佐藤ーーそうです。それと、企業の価値の再認識においては、会社ごとの社風が持っていた意味も軽視できません。なんとなく皆で覚えていく社風や社訓も、馬鹿にできるものではない。
 池上ーーNHKにも、社風のようなものがあって、いわゆる出世していく人間と、そうでない人間が、互いに認め合い、記者とディレクターなら方向が違うけれども、互いに評価し合う文化がありました。そういう文化が組織を支えていたようにも思います。
 佐藤ーーその根底には、リーダーと組織の間、あるいは組織内のメンバーの間に相互の信頼があります。社風や帰属意識が大事だというのも、そういう意味です。
 池上ーー帰属意識ばかりで、個人が埋没してはいけませんが、新自由主義によって個人がアトム化しているなかで、人間が「群れをつくる動物」として「組織」と「リーダー」を必要とする存在であることを、改めて認識する必要がありますね。」


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