午前2時、ついに、当日の舞台衣装が決まる。

 パイプオルガンが、正面の壁を覆い尽くして天井までそびえる、松本市音楽文化ホール(音文)の大ホールで、15分間の寸劇をしました。昨日こと。
 城東地区健康推進委員の15名の、自作のコントの発表です。
 初めの5分間は、スライドを見ながら、私が城東地区の紹介をするので、頭痛の種が、幾つか発生しました。
 まず、私の説明は、ほっておくと、どんどんスローになるようです。
 5分の予定が7分になるので、テンポよくしゃぺる、という宿題が課せられ、前夜は、その練習で、忙しいはずでした。
 ところが、私にとっては「当日、何を着るか」の方が大問題。
 極寒の地で越冬をする、アザラシのような体形になってしまったのは、生存のためにやむを得なかった、という事にしても、
晴れ舞台なので、ここは熟考の余地あり。
 しかし、前夜遅く、これ!、と決めた着物を着てみると、大変!。
 襟を外して洗い、付け直す必要があること、袖をはずして縫い直し、袖丈を伸ばす必要があることが、判明しました。
 「明日は本番で、朝早くから忙しいので、もし、直すなら、今夜。
 何時に終わるのか?、終わらないのか?
 別の着物を着るか?」
 判断がつかないまま、ずるずると、幾時間。
 それでも、裁縫好きの手は、
 ほどき、洗い、アイロン、縫い、、、と絶え間なく動いて、午前2時。
 ついに、着物のリニューアルが完成し、
めでたく、当日の衣装が決まったのでした。

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