少し前までは「外出時も、家にいるときも、和服でいたい」と思い、TPOに合わせた、着用可能な和服を揃えるのが、目標でした。
 でも、外出の目的が、健康教室や、体操や、フラや合気道や、カフェや町会行事の台所仕事、となってくると、和服というわけにはいかず、洋服も必要です。
 普段着も、暑さの夏以外は和服で、特に冬の寒さ対策には多大のエネルギーをつぎ込み、温かい和服をあれこれ制作してきましたが、
 これも、今、曲がり角。
 特に気になり始めたのが、家にいて、こたつに入る時間が多くなると、和服はふさわしくありません。なんか、だらしない感じ。
 寒さ対策のために「絹の和服を重ねる」ということをしてきたので、
「洋服でも、絹を重ねれば、温かいはず」と、今日、ひらめきました。
「絹地のズボンを3枚重ねれば、温かいのでは?
 それでも寒ければ、その上から、絹のスカートを重ねればいいのだし。
 上衣も、袖が短く働きやすい洋服を、絹で作って重ねればいいのでは?」
 で、次なる目標は、外出用と、普段用の、絹の洋服を作ることに。
 そうと決まれば、早いこと、ヤッツケテしまおう!

追伸
 和服のゆったり感は譲れないので、上衣は着物の襟(えり)の合せをそのまま残して、袖(そで)だけ短くすることにしました。
 すなわち、長い着物を半分に切って、上は上衣、下はスカートやズボンに。
 この、一歩一歩進んで行く感じがブリコラージュです。

NYの娘、松村亜里からの、フェイスブック投稿メールです。

 1月27日(金)にトランプ大統領が、
移民・難民の入国を制限する、大統領令に署名しました。
 28日(土)、アメリカ各地の空港では、有効なビザやグリーンカードを持つ人でも、一定の(主にイスラム圏)の国から来る人たちは、入国を拒否され、拘束されたり、強制送還されるという状態になりました。
 家族に会えない人たちが、その日からいるわけで、その痛みは簡単に想像できません。
 心無い”一人の人”の決断が、議会の承認もなく、他の人の意見も反映されず、すぐに施行されるなんて!
 と憤慨していたら、それが、すぐに大きな運動となり、ジョンFケネディ空港には、抗議する人が押し寄せました。
「自分のこと」だと感じた人たちです。
 夫は「歴史上最もひどいことが起こったけど、同時に、最も素晴らしいことが起こっている!」と、
 ソーシャルメディアを見つめながら、逐一報告してくれました。
 ”あまりたくさんの人が空港に向かったので、地下鉄やエアトレインは、航空券を持っている人以外は、警察が、乗らせないようにしないといけなかったんだ”。
 着陸まじかの飛行機からのツイッターで、
 ”今、パイロットから、「抗議活動で着陸が遅れます」というアナウンスが入ったら、乗客全員からの、大きな拍手が起こった”。
 ”ほら、この写真見て。ベトナム戦争の帰還兵と、その子供だよ。
 3時間運転してきたんだ。
「僕たちが戦ったのは、このためじゃない」っていうプラカードを持っているんだよ。”

 子供達が寝た後、そんな写真を見ながら、涙涙していたら
大きなニュースが。
 人々の人権を守る活動をしている、米自由人権協会(ACLU)の弁護士が、
 28日午前中に、ニューヨーク連邦裁判所に起こしていた、
 大統領令を差し止める訴えが、同日の夜、認められたとのこと。
 裁判長は、差し止め請求を認め、
 合法的入国が認められている人たちの強制送還を、中止するよう命令しました。
 トランプ大統領が、大統領令にサインしたのが、金曜日の夕方4:42分。
 ACLUの弁護士が訴えを起こしたのが、土曜日の午前。
 ニューヨーク連邦裁判所が、請求を認めたのが、土曜日の夜。
 土曜日は多くの抗議の人たちだけでなく、多くの弁護士が空港に向い、
 無料で、入国を拒否された人たちの、コンサルテーションをしたとのこと。
 大統領令を1日で差し押さえられる、心ある弁護士ってすごい!
(それを認めた裁判長も!)生まれ変わったら、目指したい職業です。
 そのあと、無事拘束を解除された人たちが、
 女性はヒジャブ(スカーフ)を被った人たちが、搭乗者の出口から出て来ると、
抗議デモをしていた人たちから、拍手喝采。

 夫がそのビデオを一生懸命見せてくる。
 これが、私の知っているアメリカです。
 その人の生まれた国とか、人種とか、学歴とか、社会的ステイタスとか、関係なく、だれもが大切だということ。
 母子家庭で、お金がなくても、学歴がなくても、働きながらでも、その努力を認めてくれた国。
 あーよかったと、思いました。
 私の今している活動は、そんなことを伝えたくて、しているんだなと再確認。
 どんな家庭で育ったとか、親に愛されたとか、そうでないとか、
 自尊心が低いとか、高いとか、学歴とか、年齢とか、性別とか、
 どのような辛い、またはそうでない経験をしたかとか、
 夢があるとか無いとか、失敗とか成功とか、そういうことに関係なく、
 誰もが自分の選択で、幸せを創造することができる、
 それは、皆平等に、幸せになる価値があるから。
 だから、幸せになる、エビデンスに基づいたツールを、
たくさん紹介しています。
 そして、大切な人たちと、
普通に一緒に暮らせることにも、感謝して過ごしたいです。
 この気持ちを、今日の夕食の時に、家族でシェアしようと思います。
 良い1日を!

松村亜里, Ph.D 医学博士・臨床心理士
ウェルビーイング心理教育アカデミー代表理事
ニューヨークライフバランス研究所代表

< 2017年02>
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石上 扶佐子
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