野口晴哉著『育児の本』。まず受け入れよ。最初の欲求を満たして上げなさい。

 今日のミサで神父さまは「生きる力は、自分が受け入れられているか否か、によります」と言われました。
 誠にその通りで、忍耐力を付けるより、愛されていることの方が、よほど大切です。
 7日前に、孫のママ(息子の妻)が「お母さん(私のこと)なら、一番大切なものは愛、と言うと思った」と言った時、忍耐力にこだわった私は、説明にオロオロしたのでした。
 良く考えると、私の育児書は、1969年発行の、野口晴哉著「育児の本」でした。
 鮮やかに覚えているのは、「まず、受けいれよ。まず、最初の欲求を満たしてあげなさい」で、私はそのように努めてきました。
 お祈りでもある「愉気」を、連発して乗り越えた日々。
 それがどうして「忍耐力」になってしまったのでしょう?
 思うに、私は弁解しているのかも。
 無力だった母(私)は、子供に何もしてやれず、母の無力を知っていた子供達は我がままを一つも言わずに大きくなりました。
 そんな欠けだらけの子育てを、「でも、忍耐力は付いたんじゃな~~い?」と、弁解しているのかも。
 忍耐力は大切ですが、それは困難を乗り越えようとする時に、自動的に発揮される力。乗り越えたご褒美ですね。
 今日の聖書は、「花婿の到着を待つ娘たち」の例え話で(マタイ25・1-13)「ともし火の油を用意し、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから」でした。
 明日は必ず、灯油を注文しなければ。
 野口晴哉著『育児の本』。まず受け入れよ。最初の欲求を満たして上げなさい。

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石上 扶佐子
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