3泊2日で娘がいた2泊目の夜、寝る前に娘の肩をもみながら、なんとなくおしゃべりをしました。
その後、娘の布団の傍らで私も横になり、子守歌みたいに、心に浮かんだことを話していました。
ついつい話していたのは我が父のこと。
「父と娘だから、愛の関係があればいいのに、こちらが優しい気持ちで電話したり、訪れたりすると、決まっていや~~な気持ちにさせられるの。それは、手ひどい打撃で、毎回長期に苦しみ、なんとか立ち直って、再チャレンジするけど、また、同じ結果。私はもう、電話したり行ったりしないことにしたの。どう思う?」
心理学者の娘はいいました。
「それで、いいのじゃないの。人の心は、感情と思考と行動を一致させようとするの。一致しているのが健康な人。この3つが一致していないと、どこかを捻じ曲げて無理やり一致させようとし、病気になるのよ。だから、嫌な事はしないのがいいの」。
さらにだらだらと、父はどんな時にカッー!と激高するかの観察結果を述べ、最近収集した父の生い立ちの新情報を報告しました。
娘は黙って聞いていました。もう、寝てしまったかも、、、、。
しかし、彼女は、考えていたのでした。娘曰く
「ねえ、それってこういうことじゃない。
お祖父ちゃんは、彼のお母さんと彼の娘(私のこと)を重ねているのよ。
お祖父ちゃんは、特異な家庭で最も弱い立場で虐げられていた自分の母を、毎日真近で見、苦しんでいたのよ。女が優しく弱い気持ちでいる時、カッー!とするのは「もっと自分を大切して!」という母へのいらだちを、自分の娘に重ねて吐き出しているのでは?」
思いもかけない分析のお言葉。
長~~い間、私を苦しめた「父は何故、こちらが優しい気持ちでお仕えしたいと思うような時に、わざわざイヤ~~な気分にさせるのか」の疑問が解けました。臨床心理士、恐るべし。
父は、私が一人の人間として、父や母などの犠牲にならず、自分の幸せを追求して欲しいと思っている、と思ってほぼ間違いありません。
父さん、ありがとう。感謝します。

< 2016年08>
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石上 扶佐子
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