朝、キャンプに行く孫2人と、キャンプ場まで送りに行くパパを、バス停で見送り、とって返して家に戻ってから、バイクで教会へ。 
 3週間ぶりのミサです。ミサ後に社会福祉部会がありました。
 教会の社会福祉部会は、寄付を必要とする12の団体を支援するために、毎週ミニバザーを準備し、カフェを開催して、なんと半年で35万円もの収益を上げたのです。
 すごいですね。バザーで売る品物を持ち寄り、整理や値付けの労力を提供し、ケーキを焼いて持参し、コーヒーを淹れ、おにぎりを作り、自宅の庭の花を、鉢に植え替えて提供して創り出した、真心のこもった贈り物です。
 昨年は45万円の寄付ができたので、今年も目標は達成できそうです、との、報告がありました。
 私なんぞは、何もしていないから、申し訳ない限りです。今日のミサ後のミーティングも知らなくて、たまたま通りすがったので、会合に加えてもらった次第。
 なのに、会議後の「半年分の慰労会」にも出させてもらって、お腹いっぱいご馳走になり、おまけに、食後のスイカまで。
 今日のスイカは、神父さまからの差し入れとのことで、私ではない働きものの方々が、立方体の赤い宝石のように美しく切ってくださった、そのスイカの山を目にして、私はまたまた、平常心を失い、我を忘れました。
 ああ、恥ずかしい。恥ずかしい。
 思えば、スイカなど一度も食べられなかった夏が、幾年もあったのです。マンガやドラマの一場面で、大きなスイカを手土産に、夕日の家路を辿る場面などを、正視できない時代があったのです。
 で、我に返った私は、つい、聞いてしまいました。「神父さまは、このスイカを、どなたにもらったのでしょう?」。
 近くのかたが、答えて下さいました。
「どこかの、おばあさんみたい、、、」
 私は、深く深く感謝しましたよ。神父さまに。どこかのおばあさんに。こんなに美しくスイカを切って下さった方に。
 さらに、町内の隣人からも、スイカをいただきました。しばらく顔が見えなかったので、安否確認のために電話をしたら、スイカを切り分けてくださって、、、。
 猛暑中もご無事であったこと、スイカを頂いたこと、感謝です。
 スイカに無縁だった幾つかの夏は、孤独な時代でした。

 

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石上 扶佐子
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