8月1日(水)の朝、アメリカ人のパパと、小学生の子2人が、松本から東京へ向かいました。
 5泊6日の信州滞在中に、兄は釘を踏み、妹は熱中症もどきを体験したから、今朝の「あずさ」は、強行軍だったかもね。
 パパが「大丈夫だよ」と言うので、鵜呑みにして、バス停までしか見送りしなかったのが、悔やまれます。松本駅まで行ってあげればよかった、、、。
 パパ、大変だったわね。怪我後と病後の子連れ、不慣れな漢字社会の旅。
 そのパパが、遅れがちの子供2人と、おばあちゃん(私)を必死に牽引して、松本駅行のバス停にたどり着くと、そこには、イスラムのスカーフを冠った美しい女性が、おりました。
 女性は若い母で、腕に乳児を抱え、膝に幼児を引き寄せておりました。
 心優しいパパは、自分の必死さをさておいて、先にバス停にいた彼女に挨拶をしています。英語で。
 もの静かそうなイスラムの女性は、(たぶん勇気をふりしぼって)何かをアメリカ人(パパ)に頼みました。英語で。
 パパは「OK!」と言うと、彼女が差し出した携帯電話に耳を当て、口は「あの、マホメット(だったかな?)ですが、保育園に着くのが少し遅れますので、よろしくお願いします」と日本語で、言ったのです。
 あっと言う間の出来事でした。
 私は、これでお別れの2人の孫に気を取られて、ほんとうは困っていたイスラムの女性の事情など、全く気が付きませんでした。さすが、コミュニケーション学の博士ですね。すごい!。 
 酷暑の強行軍、東京でママと合流し、さらに、その日のうちに、静岡に移動するそうです。小さな家族が守られますように。

 夜は、ジセダイ・トークの納涼会でした。
 過去22回のジセダイ・トークで、臥雲義尚さんと対談した方々をはじめ、超豪華メンバーが60人くらい。
 楽しく盛り上がり、私もサーブしたり、飲み、食べ、喋ったり。
 林業の社長さんをしている、原薫さんと言う若い女性が言いました。(二人で話していた時)
 「昔は、結婚は結魂と書いたのよ」と。「結魂は、相手を束縛することなく、その人らしさを尊重することなの」と。
 時として、こういう人に巡りあえるのです。コミュニケーションは、人が成長するためには、欠かせないものですね。
 

< 2018年08>
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石上 扶佐子
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