寒い雨がポツポツの午前中、上土町の古い映画館で「この世界の片隅に」というアニメを見ました。
 戦時中の空気と、生活の懐かしさが漂う良い映画でした。
 私が生まれていない時代のことでも、懐かしく思うのは、文化の力なのでしょうね。
 戦災孤児を引き取る最後が印象的で、私の中の隠れた里親願望に小さな火がついて、ちょっと、心が乱れました。
 午後は、松本市主催の、地域医療と包括ケアシステムについて考える会。
 挨拶と後半のコーデュネーターは菅谷市長、基調講演は秋田県の市民病院の院長先生が、「連携と協働」の医療・地域システムを語って下さいました。
 後半のパネルディスカッションは、松本市の山間部で、日夜奮闘しておられる4人の医師を交え、医療の現状と課題と未来の、報告と討議です。
 秋田の小野先生は、松本市の感想を
1)フットワークが軽く、
2)病院と行政との協働が素晴らしく、
3)各働きに専門性があり、
4)フレンドリーな雰囲気に包まれている。
と結んで下さいました。
 最後に、菅谷市長が「哲学する医者が求められますね」と発言され、私は何故か、松本市のメイン標語の「美しく生きる」を思い出しました。
 「美しく生きる」は、「哲学」かもしれないと。

< 2017年11>
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石上 扶佐子
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