秋も深まったある日、行く道の先々に、真っ赤な柿がたわわに実り、さあ食べて、と言うように目の前にぶら下がっていました。
 ある会合でのお茶の時間、柿の話が出たついでに、私は呟きました。
「道の端には、あんなに沢山の柿が実っているのに、どうして私は、食べられないんだろう、、、。」
 その時はそれだけ。私の呟きはたぶん、だれにも聞かれず、話題は進行していきました。
 その事があった次の日曜日、教会では、ミサ後のカフェがありました。
 たすき(襷)を掛け、急ぎ会場に行ってみると、フィリピンコミュニティの女性が、大きなカゴに山盛りに、真っ赤な柿を積み上げていました。
 カゴの前には「ご自由にお持ち帰り下さい」と書かれています。彼女は言います。「甘い柿だよ。持っていってね」。
 私は、驚きました。
 つい先日、柿の事を呟いたのは、教会とは全く関係のない場所だったのに、神さまは、ちゃんと私の願いを聞いていて、ここに、カゴ一杯の柿を用意して下さったのです。フィリピンからの天使を通して。
 これと同じような奇跡が、もしかしたら、明日、起こるかもしれません。明日をお楽しみに。

< 2017年11>
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石上 扶佐子
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